睡眠不足の状態で仕事を続けていると
ボーっとすることが多くなりませんか？
これは睡眠不足によって
脳への血流が低下している証拠。

ある研究では長時間労働と
うつ病の相関が報告されています。

日常的な長時間労働を送っている方は
睡眠不足になりやすいです。

こんな状態では筋トレができる環境が
整っているとは言えません。

深刻な状態になる前に
コーヒーナップを活用するなどして
できる限り睡眠時間の確保を心がけましょう。

睡眠不足はあなたの大切な『筋肉』を
分解することにつながるのはご存知ですか？


寝る時間が短い＝起きている時間が長い
ということは、
寝ている間に傷ついた筋肉・細胞を
修復できないことになります。

人間は満足した睡眠が得られないと、
活動を続けるためにみずからの筋肉を分解して
エネルギー源とするのです。

あなたの大切な『筋肉』が睡眠不足によって
減ってしまうのです！

また、エネルギー不足により
食欲をコントロールするホルモンのバランスも
崩れてしまい、
食欲を増進させるホルモンである「グレリン」の
分泌が多くなる一方で、
食欲を抑えるホルモン「レプチン」は低下します。

じつは深夜にドカ食いをしてしまうのは
ホルモンバランスの影響に
よるものだったんですね。

おまけに筋肉量が減ることは
免疫機能の低下も引き起こします。

とにもかくにも
睡眠不足は筋肉の減少と食欲のコントロールを
乱すことになりますので、
ダイエットをしている方や
ボディメイクに取り組んでいる方は
しっかり睡眠をとりましょう！

睡眠不足は脳の前頭葉に影響を与えます。
意欲や感情の制御、集中力や
注意力・判断力などが低下するのです。

初めのうちは
ケアレスミスや集中力の低下に
自分で気がついていたとしても
人間は慣れる生き物なので
しだいに気にならなくなっていきます。

すると睡眠不足を自覚せずに
『寝ていなくてもイケるわ！』
と錯覚をおこすのです。

この“かくれ睡眠不足”の状態が続くと、
①に書いた「うつ病」のリスクになっていく
と考えられます。

危険度でいえば一番危なかったのが
スクワット立ちくらみ事件です。

一番注意喚起をしたいという理由で
ブログタイトルにも使いました。

この日はよくいう『寝溜め』を
お昼近くまでしてしまい、
睡眠不足という自覚はありませんでした。

ただ、その時期は毎夏恒例の
早朝水泳教室を開催しており、
毎朝7時に出社をしていた影響は
あったかもしれません。

さて、いつものように
スクワットのウォーミングアップで
シャフト（バーベル）のみのスクワットを
10回行いました。

立ち上がるときに視界がチラつく（目がかすむ）なぁ
とは思いましたが
気にするほどではないと甘く見ていました。

スクワットの1セット目、60kg✕10回。
視界がチラつく瞬間もありましたが
10回をなんなくこなしました。

スクワットの2セット目、70kg✕10回。
視界のチラつきが気になります。
頭を横にふってなんとか
集中力を切らさずにやりきりました。

スクワットの3セット目、80kg✕10回。
1〜2セット目で感じた視界の違和感、
今となってはそこで『あの兆候だ』
と気がつくのですが、
当時は
「ちょっといつもの感じとは違うけど
あと1セットくらい平気でしょ」
と甘く見ていました。

いよいよラックからシャフトを持ち上げます。
両肩に80kgがのしかかりました。
ラックから離れるため1歩2歩と下がります。

と、その時…！

ぐわんぐわんと視界が揺れました。
これはヤバい！と必死にラックへ戻ります。
シャフトを叩きつけながら
間一髪でラックに戻すことができました。

幸い大きな事故にも怪我にもつながらず
事なきを得ましたが
このときなにが起きたかというと、

睡眠不足からくるめまいの兆候
⬇
脳への血流不足
⬇
スクワットで下半身に血液が送られる
⬇
ますます脳への血流不足
⬇
立ちくらみ

私はこの経験から睡眠不足のときは
絶対にスクワットをやらないと決めました。

代わりにレッグプレスやハックスクワットなど、
背もたれがあるマシンを使用するようにしています。

睡眠不足のときにスクワットなどの
下半身をトレーニングするときは
本当に立ちくらみに気をつけてください！

会社員時代は休日の朝に
近所のジムへ行くことが習慣でした。

この日も朝起きてジムへ向かったのですが、
前日は遅番勤務で、職場を出たのが
夜中の0時過ぎでした。

睡眠時間はおよそ6時間で
私としてはもう少し寝ていたかったのですが
せっかく起きたのでジムも人が少ないし
頑張って行くか！となったのです。

ジムへ到着して着替えを済ませ、
ストレッチスペースでストレッチを始めました。

うつ伏せになって腰をひねるストレッチを
していたときでした。

ものすごく強い睡魔に襲われ、
そのまま意識が遠のきました…。

（実際のストレッチ画像）


なんと、
ストレッチスペースのど真ん中で
体をねじりながら寝てしまっていたのです！

（…すみません…すみません…！大丈夫ですか？）

とスタッフの方からお声がけがあり
目を覚ましたのでした。

恥ずかしい気持ちと申し訳ない気持ちで、
その場をあとにしました（笑）

最後は危険なことというよりも、
睡眠不足によってやる気が続かないという話です。

みなさんもジムにいく際は
メニューを事前に決めていくと思います。

私も「あれをしてこれをしてこれもやって〜」
とジムに到着するまでにメニューを組み立てます。

ところが実際にトレーニングを始めると、
みるみるうちに集中力が落ちていくのです。

睡眠不足だからふんばれない…

眠いから体が重い…

そんな理由が
どんどんと頭に浮かんできて
最終的には予定の3分の2もこなせずに
あきらめてトレーニングを中断してしまいます。

つまり睡眠不足のときは
トレーニングをやりきることができません。

もし気合いでやろうとしても
必ず体に負担がかかります。

無理矢理に筋トレをしても、
多くの場合マイナスのことが起こる
と思ってください。