![マット運動「ゆりかご」のねらいを体操専門コーチが解説](https://bodyengagement.net/wp-content/uploads/2023/04/ゆりかご記事アイキャッチ.jpg)
みなさんこんにちは!
体操専門プロコーチの小谷くんぺいです。
今回はマット運動の「ゆりかご」について書いていきます。
ゆりかごと言えばマット運動の授業で一度はやったことがあるはず!
ですが、その目的や正しいやり方まで教わっている方は少ないかもしれません。
体育の授業で「ゆりかごをやらされた」で終わってしまった方へ向けて
今一度その練習の意味を確認してもらえたら幸いです!
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ゆりかご運動の意味
![体育の授業イメージ画像](https://bodyengagement.net/wp-content/uploads/2023/04/体育の授業イメージ画像.jpg)
マット運動の「ゆりかご」は、からだを体育座りのように丸めたまま
後方へ転がり、後頭部がマットに付いたところで切り返して
また体育座りに戻る、といった運動の連続をいいます。
動きの様子がまるでゆりかごのようなので、そのまま「ゆりかご」という名前で広く浸透しています。
この「ゆりかご」はマット運動の初期段階で行うことが多く、
その目的としては
「回転動作の感覚づくり」
「回転方向の理解」
「回転中の支持面の理解」
の3つが挙げられます。
マット運動において『回転すること』は基本の動作になりますので、
「ゆりかご」が上達することはマット運動の上達に直結する要素といえます。
後方へ転がり、後頭部がマットに付いたところで切り返して
また体育座りに戻る、といった運動の連続をいいます。
動きの様子がまるでゆりかごのようなので、そのまま「ゆりかご」という名前で広く浸透しています。
この「ゆりかご」はマット運動の初期段階で行うことが多く、
その目的としては
「回転動作の感覚づくり」
「回転方向の理解」
「回転中の支持面の理解」
の3つが挙げられます。
マット運動において『回転すること』は基本の動作になりますので、
「ゆりかご」が上達することはマット運動の上達に直結する要素といえます。
「回転動作の感覚づくり」とは
ゆりかごの目的として「回転動作の感覚づくり」が挙げられます。
感覚づくりとは「動作中に見える景色を知ること」と言いかえられます。
マット運動では回転をともなう運動が多くあります。
ふだん人間はまっすぐ前を見て歩いていますので、見える景色が回転することは
ほとんどの方が未知の世界。
なので、回転する景色に慣れていくため「ゆりかご」をおこなう必要があるのです。
<前を見ているところから、天井が見えて、すこし頭の後ろ側が見える、そこから回転が切りかわり、ふたたび天井が見えて、前を見る>
このような視界の切りかえをゆりかごではくりかえしおこなえるので
非常に感覚づくりをしやすいと言えるでしょう。
感覚づくりとは「動作中に見える景色を知ること」と言いかえられます。
マット運動では回転をともなう運動が多くあります。
ふだん人間はまっすぐ前を見て歩いていますので、見える景色が回転することは
ほとんどの方が未知の世界。
なので、回転する景色に慣れていくため「ゆりかご」をおこなう必要があるのです。
<前を見ているところから、天井が見えて、すこし頭の後ろ側が見える、そこから回転が切りかわり、ふたたび天井が見えて、前を見る>
このような視界の切りかえをゆりかごではくりかえしおこなえるので
非常に感覚づくりをしやすいと言えるでしょう。
「回転方向の理解」とは
つづいて、ゆりかごの目的として「回転方向の理解」が挙げられます。
ゆりかごは、からだを使って前後に行ったり来たりする運動です。
行ったり来たりする運動をおこなうためには
からだをどう動かせば前に回転して、どう動かせば後ろに回転するのかを
理解しておく必要があります。
指導中によくあるのは後ろに倒れたはいいものの起き上がれないという光景です。
そうなってしまう方の多くが、後ろに倒れたときに足が十分な高さまで上がっていません。
それでは足をおろす反動を十分に利用できないので前に起き上がれないのです。
回転方向を理解できていれば、後ろに倒れるのは背中を倒すよりも足を上げるほうが楽に回れることを知っています。
そのため、後ろに倒れたとき自然と十分な高さまで足も上がるので、足の反動を利用して上体を起こせるのです。
このように自分の回転する方向にとって合理的にからだを動かせるようになるには、単純な前後の行ったり来たりをする「ゆりかご」が実は一番やさしくて有効な運動なのです。
ゆりかごは、からだを使って前後に行ったり来たりする運動です。
行ったり来たりする運動をおこなうためには
からだをどう動かせば前に回転して、どう動かせば後ろに回転するのかを
理解しておく必要があります。
指導中によくあるのは後ろに倒れたはいいものの起き上がれないという光景です。
そうなってしまう方の多くが、後ろに倒れたときに足が十分な高さまで上がっていません。
それでは足をおろす反動を十分に利用できないので前に起き上がれないのです。
回転方向を理解できていれば、後ろに倒れるのは背中を倒すよりも足を上げるほうが楽に回れることを知っています。
そのため、後ろに倒れたとき自然と十分な高さまで足も上がるので、足の反動を利用して上体を起こせるのです。
このように自分の回転する方向にとって合理的にからだを動かせるようになるには、単純な前後の行ったり来たりをする「ゆりかご」が実は一番やさしくて有効な運動なのです。
「回転中の支持面の理解」とは
さいごのゆりかごの目的として「回転中の支持面の理解」が挙げられます。
支持面とは「地面とくっついているからだの部分」のことです。
ゆりかご運動では、まずはじめにおしりと足がマットに触れています。
このまま後ろに倒れるとしたとき、つぎにマットに触れるからだの部分はどこになるでしょう。
正解は、、、
「こし」です。
もしかすると「せなか」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、マットに触れる順番でいうとおしりの上にあたる「こし」になるのです。
このようなちょっとした勘違いが、マット運動で背中を打ちつけたり、首から落ちるといった事故の遠因にもなっているのです。
ゆりかごに話を戻すと、
「あし・おしり」→「こし」ときて、つづく体の部分は「せなか」
「せなか」のつぎは「かた」→「くび」→「後頭部・手」
ゆりかごの後ろに倒れる運動はこのような順番で支持面が移っていくのです。
この支持面が移りかわるのに合わせて、マットを支持面で押す意識が、ゆりかごの回転をよりスムーズにさせるために重要なのです。
ゆりかごをしていると横に曲がってしまったり横転してしまう方は支持面でマットを押す意識が足りないと考えられます。
そんな方は、
ゆりかご中に「つぎはどの部位とマットが触れるのか」を意識しておこなうようにしましょう。
支持面とは「地面とくっついているからだの部分」のことです。
ゆりかご運動では、まずはじめにおしりと足がマットに触れています。
このまま後ろに倒れるとしたとき、つぎにマットに触れるからだの部分はどこになるでしょう。
正解は、、、
「こし」です。
もしかすると「せなか」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、マットに触れる順番でいうとおしりの上にあたる「こし」になるのです。
このようなちょっとした勘違いが、マット運動で背中を打ちつけたり、首から落ちるといった事故の遠因にもなっているのです。
ゆりかごに話を戻すと、
「あし・おしり」→「こし」ときて、つづく体の部分は「せなか」
「せなか」のつぎは「かた」→「くび」→「後頭部・手」
ゆりかごの後ろに倒れる運動はこのような順番で支持面が移っていくのです。
この支持面が移りかわるのに合わせて、マットを支持面で押す意識が、ゆりかごの回転をよりスムーズにさせるために重要なのです。
ゆりかごをしていると横に曲がってしまったり横転してしまう方は支持面でマットを押す意識が足りないと考えられます。
そんな方は、
ゆりかご中に「つぎはどの部位とマットが触れるのか」を意識しておこなうようにしましょう。
まとめ「ゆりかごは滑らかな動きを目指しましょう」
いかがでしたでしょうか。マット運動の「ゆりかご」について少しでも理解が深まっていればうれしいです。
ゆりかごはカクカクと動きバタンバタンと音を立てるのではなく、滑らかに動き静かにゆれるような「ゆりかご」を目指してほしいです!
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
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マット運動についてのご質問・お問い合わせもお待ちしております→
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ゆりかごはカクカクと動きバタンバタンと音を立てるのではなく、滑らかに動き静かにゆれるような「ゆりかご」を目指してほしいです!
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
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